笑顔。
2004年6月15日Soul Searcherさんの日記を読んで。 吉田ルイ子さんの『ハーレムの熱い日々』という本を思い出した。この人は1960年代、フルブライト交換留学生としてコロンビア大学に通う傍ら、ハーレムに住みつづけ、ハーレムの人々の内面から写真を撮り続けていた人。(ちなみに今現在もフォトジャーナリストとして活躍されている。)初めの頃はどんなに写真を撮り続けても“笑顔”の写真しか撮れなかったという。カメラを向ける。みんないつでも笑ってる。。。しかしその背景には“ニガー”とののしられ、自分達でさえも誇りを持てない生活があった。 60年代後半、黒人人権運動により“ニガーではない。ブラックだ”というような意識改革、人間が人間であるということを取戻す運動・動き・暴動・・・この時、初めて笑っていない人々を撮る事が出来たそうだ。 オレンジレンジのソレとは(笑)少しずれているかもしれない。だけど、思い出した。 この本を読んで強く考えさせられた事があった。黄色による人種差別。日本人は“人種差別反対”などとキレイ事を言う。というより島国で育っている日本人には身に迫った問題ではないからだと思う。キレイな思想を広げる。しかし実際問題、差別なく黒人に接する日本人はいなかったらしい。。。この本が書かれてからもう30年以上も経っているからかなり変ってきていると思う。だけど、自分自身、どうですか?区別なく生きてますか?
この本を読んだ当時は言い切れなかった自分がいた。今も言い切れないかもしれない。カルチャーに憧れているだけかもしれない。 だけど、アメリカで人間の温かみを感じたのは、アジア人でも白人でもなく黒人からだったことは間違いない。白人の店員からは区別されてる?って思う行為を受けたけど、黒人からはまったくなかった。笑顔もやさしい言葉も温かみもたくさんもらった。なーんて言ってると今度は白人差別になっちゃうね。 そうじゃなくて。これは肌の色の話だけではなく。見た目やスタイルではなく、その人の内側と接しているか。内側を見てるか。そういうことだと思う。うん、吉田さんのように。
この本を読んだ当時は言い切れなかった自分がいた。今も言い切れないかもしれない。カルチャーに憧れているだけかもしれない。 だけど、アメリカで人間の温かみを感じたのは、アジア人でも白人でもなく黒人からだったことは間違いない。白人の店員からは区別されてる?って思う行為を受けたけど、黒人からはまったくなかった。笑顔もやさしい言葉も温かみもたくさんもらった。なーんて言ってると今度は白人差別になっちゃうね。 そうじゃなくて。これは肌の色の話だけではなく。見た目やスタイルではなく、その人の内側と接しているか。内側を見てるか。そういうことだと思う。うん、吉田さんのように。
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